バイトが健康診断を受けないのはアリなの?法的な観点から解説!

こんにちは

今回はアルバイトが健康診断を受けなければならないのか?ということをお話していきます。

 

健康診断と聞くとちょっと気が滅入るという人はありませんか。

実は私もその一人です。まず注射が大嫌いです。薬も好きではありません。

健康診断に注射や薬はあまり出てきませんが、注射や薬を連想する医療機関には足が向きません。

 

ですから健康診断に病院やクリニックに行くのはとても億劫で憂鬱です。朝ごはん抜きというのもつらいです。

会社員の時は、社の決まりだからと渋々受けていました。

 

パートタイマーになってからも健康診断があります。

正社員ならいざ知らず、どうしてアルバイトやパートも受けなければならないのかと疑問に思っている人も多いと思います。

社員でなくなって気軽なアルバイトになったのに、何でまためんどくさい事をしなければいけないんだろうと思っていませんか。

職場の健康診断がアルバイトやパートさんを含めて、なぜ大切か、を考えてみましょう。

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アルバイトが健康診断を受けなければならない法的な規定ってありますか

はい、あります。

労働安全衛生規則(厚生労働省令)という法律です。覚えるだけでも大変ですね。

 

その中には「常時使用する労働者」に対して雇い主は健康を管理する意味で健康診断を受けさせる義務があります。しかもペナルティ、罰則付きです。

罰則・・・アルバイトの方でも罰則があるのでしょうか。

 

いいえこちらはありません。

アルバイトが「健康診断ヤダ!」と受けなくても法律では罰則はありません。

しかし雇い主側が健康診断を受けないアルバイトに対して、懲戒処分ができることを認めています。

つまり、健康診断を受けないというアルバイトに対して「じゃあ、明日からこなくていいよ」と言えるわけです。

健康診断を受けたくない諸君、困りましたね。

 

より詳しい説明は別の記事にまとめてあるので読んでみてくださいね

CHECK!アルバイトの健康診断って自己負担なの?受けなきゃだめ?

 

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どうしても受けたくない?アルバイトなら基準があります。その基準に合っていますか?

アルバイトで健康診断を受けたくない人に、健康診断をスルーできる落とし穴があります。

その落とし穴というのは、雇い主側に決められている基準があるということです。

正社員の労働時間の4分の3以上の労働時間があるかということなのですが、正社員の労働時間が週40時間とすれば、週30時間以上働いていれば健康診断を受けなければいけません。

 

それ以外には1年以上同じところで働いている場合にも、適用されます。

ただしこの場合は「受けて頂戴ね」ということで完全に義務化されている訳ではありません。

 

ちょっと安心したと胸をなでおろしているあなた、健康診断はやっぱり受けておくべきですよ。

私もドキッとしたエピソードがあります。

 

ちなみに、他のライターさんが語るエピソードはこちらから読めます。

CHECK!バイトが受ける健康診断の内容って?体験談と健康の為にできること!

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受けてよかった健康診断。まさか、こんなこともあるなんて…

調べていて、おおこわっ、と思った記事がありました。

ある事業所では健康診断を実施しておらず、知らぬ間に結核が蔓延したことがありました。

 

結核なんて大昔の病気でしょ、と思うなかれ、罹患する人は結構多いのです。

昔は死病と恐れられていましたが、現在はしっかりと治療すれば回復する病気です。

 

しかし知らぬ間に結核が蔓延した事業所では入院した従業員が数名おり、また治療のため業務を続けることができず、結局倒産に至りました。

 

健康診断、侮るなかれ。

 

個人的にも「結核なんて昔の病気じゃん」と思っていたら職場でもらってきた、なんて笑い話にもならない事態に陥ったわけです。

ペナルティを受ける、受けない以前の問題ですね。

 

職場がうるさく健康診断を、という意味がわかると思います。

食べ物を扱い、たくさんの人が訪れるコンビニなどはなおさらでしょう。

受けたくない健康診断、どうしても受けたくないのかな?

アルバイトなのに、、、、とどうしても健康診断を受けたくない人がいるかもしれません。

ではどうして受けたくないのでしょう。

 

困った例では、体重を担当者に知られたくない、という本音がありました。

医者嫌いの私でもさすがにこの理由はぶっとんでしまいました。

それぐらいね~と思うのですが、どうでしょうか。

 

持病があるのを隠して採用されたということもあります。

これはこれで問題だと思うのですが、どこも雇ってくれない、経済的に困難を極めている等、深刻な理由になりそうですが・・・

 

それと費用の問題もありそうです。

雇用者側が健康診断の義務を免れる場合、受診の費用は自分でというものです。

健康診断を受けさせるためには雇用者が費用を負担しなければいけないのですが、基準を満たさないアルバイトの場合は、雇用者側は負担しなくてもよいのです。

 

お金かかるならやらない、というのはよくありそうですね。

アルバイトの健康診断、私なら受けることにする理由

アルバイトの健康診断を私が受けようとする理由について話しますね。

 

病院も注射も薬も嫌いな私ですが、健康診断は受けておこうと思います。

その理由はまず費用負担が少ないか、あるいはまったくないかに尽きます。

 

病気があって医療機関を受診するときは、健康保険を使って3割負担の費用で済みます。

しかし、健康な場合はすべて自己負担というのが原則です。

 

国民健康保険でも一般健診というのがありますが、全額補助ではありません。

職場が実施してくれる健康診断よりは負担率が高いです。

 

費用以外にも、自分の判断で健康診断に行くことは医者嫌いにはかなりハードルが高いですし、時期がくれば自動的に「行きなさいよ~」と知らせてくれるのはうれしいことです。

 

まとめ

アルバイトの健康診断は雇い主側には義務があります。この義務には罰則もきちんとありますよ。

アルバイト側が勝手に受けないといっても、罰則はありません。

そのかわり、雇い主には懲戒免職する権利があります。これはバイトにはきつい!

 

ただし基準があって正社員の労働時間の4分の3未満なら強制の義務はありません。

それでもそれぞれの職場には就業規則があって、それに従わないときはいつ解雇を言い渡されても文句は言えないということになります。

 

どうしてもヤダと駄々こねないで、自分の体は自分が守るしかないのです。守るためには健康診断が一番です。

1年に1回か、2回の辛抱しましょうね。

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