「最近のボカロはつまらない」「同じ曲ばっかり」って声をよく聞きませんか?
わたしの周囲でもそういった声がチラホラ耳に入ってきます。
ボカロが最近つまらなくなった言われる原因を探ってみたところ、意外な事実が明らかになりました!
大きく分けて4つの傾向にあったので、それぞれご紹介していきたいと思います。
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人気が出るとすぐにマンガ化、ラノベ化してしまう傾向
2012年にメディアミックス展開され大ヒットになった「カゲロウプロジェクト」。
漫画や小説、アニメ化もされましたね。
これにあやかってか、最近のボカロでも人気が出るとすぐに小説化やマンガ化される傾向になっているようです。
ネットの反応も「最近はすぐにマンガ本になるけど、面白くない」「内容がない」などといった声が多くあがっています。
多くの場合はボカロ作曲者(ボカロP)本人が、曲のイメージに合った小説を書くことが多いようです。
しかしながら作曲者の全員が全員、それほど多才であるわけではないのも事実。
たしかに楽曲が良いと、それに関連した書籍が出ればファンとしては買いたくなるのもわかります。
しかしそれは、どこまでいっても「カゲロウプロジェクト」以上のものにはなりえません。
そうなると「金儲けに走っている」「多才だと勘違いしている」などとファンから反感を買ってしまう結果を招いています。
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動画の「歌ってみた」からボカロを聴き始めている傾向
わたしの妹もそうなのですが、最近ボカロを聴きだした人の中には、本家の「初音ミク」の声を知らない人が増えているようです。
プロやセミプロの歌い手がニコニコ動画やYouTubeなどにアップロードしている「歌ってみた」動画を観てから聴き始める。そういった人が増えているみたいです。
これが定着していくといったいどうなるかというと、「ボカロ」っぽい曲よりも、「J―POP」のような曲(歌もの)がウケるようになっていき、ボカロP(作曲者)は同じような楽曲を作ってしまいがちになります。
やはり「ミク」をはじめとしたボカロ独自の世界観ってありますよね。
そういった曲がもっと増えていけば、マンネリ防止にもつながるんじゃないかと思います。
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楽曲を聴く層が低年齢化している傾向
ボカロP(作曲者)って今すごく増えてきているって知っていました?
もし、あなたがクリエイターとして名を上げたい、名声を得たいと思ったらまずなにをします?
いろいろ方法はありますが、一番の近道は流行っている楽曲を参考にすることじゃないかと思います。
そうなるとターゲットになるのは若い年齢層の人たち。
過去の、優れた作品の方法論を少々拝借して作曲すれば、それほど労力もかからずにそれなりの楽曲が作れてしまいます。
そうやって作られた作品は、たしかに低年齢の人にはウケるかもしれませんが、前から知っている人は「これってどこかで聴いたことがあるかも」「あの曲のパクリじゃん」と思ってしまうわけです。
同じようなことがJ―POP業界やテレビ業界でも言われていますね。
このままではボカロもやはり同じ運命をたどってしまうのかもしれません。
鬱系、ネガティブ系の歌詞が増えている傾向
これも多いですよね。
「死にたい」とか「飛び降りたい」といったことに代表されるネガティブ歌詞も最近目立ってきています。
そういう歌詞が全部悪いわけではないのですが、単純にそういった楽曲ってラジオやTVで流せないですよね。
もちろん、学校でもNGだし、商店街でも流しにくい。
ボカロが「公共的なもの」からどんどん遠ざかっていき、間違ったイメージを持たれてしまいます。
ネガティブな歌詞を歌っていたら、言葉は自分の脳に刻むものなので、当然ながら自己に反映されやすい。影響されてしまう可能性を大いに含んでいます。
こうなるとますます負のスパイラルは大きくなり、ただ「暗いだけ」「猟奇的なだけ」の内容がないものになってしまうかもしれません。
そういった「内容のない」作品のせいで、一部の優れた楽曲まで批判の対象になってしまうのはとてもまずいことですよね。
ネガティブな歌詞も共感を呼ぶものは全然悪くないと思いますが、過激なものに走って注目を集めようとする作品には気をつけた方がいいかもしれません。
まとめ
1:つまらなくなったのは、再生数が増えると小説化やマンガし、「金の臭い」がするようになったから。
2:つまらなくなったのは、本家の「ミク」が忘れられているから。
3:つまらなくなったのは、わかりやすい曲や即席ポップソングのようなものが増えたから。
4:つまらなくなったのは、話題集めだけに走ったネガティブな歌詞が横行してだしたから。
ざっとまとめると以上のようなものになります。
この記事を読んでどういったものがボカロをつまらなくしているのか、ひとつの参考になっていただけたら幸いです。
最近出たボカロの曲でも、いい曲はたくさんあるので、楽曲との出会いは大切にしてくださいね!
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