今年も春アニメが始まりましたね。今期大注目をあびているのが、「進撃の巨人」の第二期。
2013年の4月から9月にかけて放送された第一期から、4年の歳月をかけての放送です。
ファンが待ちに待った第二期ですが、「進撃」は音楽が世界観にマッチしたアニメだということでも有名です。
主題歌を3曲作ってきた「Linked Horizon」とはどんなバンドなのでしょうか?
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「領主」で「陛下」で「団長」?
「Linked Horizon」のボーカル、そしてプロデューサーはRevo。「Sound Horizon」として2004年にメジャーデビューし、その後様々なアーティストとコラボして楽曲を発表してきた人です。
「Sound Horizon」は「サンホラ」という略称でおなじみのバンド。
ドイツ語を使用した楽曲は神話の世界を駆け巡り、確固たる物語音楽として存在しています。
そこでボーカルも務めているRevoは、「領主」、「陛下」と呼ばれています。「国歌」と呼ばれている曲が存在するので、こういう呼び名なんですね。「Linked Horizon」はそんなRevoが2012年から始めた新プロジェクト。
「Sound Horizon」のように自分たちのストーリーをメインに置くのではなく、他の作品とのコラボレーションを専門としたものです。「進撃の巨人」とのコラボレーションもこの一環。
ちなみに、「Linked Horizon」で活動しているときは「団長」と呼ばれることが多くなったそうですよ。
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「Linked Horizon」の存在意義
「外の世界と繋がる」という願いを込めてつけられたこのプロジェクト名。
実際に今までの活動では「Sound Horizon」の活動の幅を広げてきました。
2013年から「進撃の巨人」の主題歌担当となるわけですが、アニメだけではなく劇場版の主題歌、そしてスピンオフ作品「進撃!巨人中学校」の主題歌も担当。
2013年の紅白歌合戦にも初出演を決めました。
そして2017年4月に「進撃の巨人」第二期の主題歌を発表、5月17日には、アルバム『進撃の軌跡』という、「進撃の巨人」の世界観とマッチしたサウンドトラックが発売されることになっています。
アニメと音楽をここまで密接に結びつけるのは、90年代以来ではないでしょうか。
00年代は、主題歌もタイアップとは言っても世界観にマッチしたものは少なかったように思います。
世界観を掘り下げていくことにより、音楽にもアニメにも同時に興味と共感をもてる。「Linked Horizon」の存在意義はそこにあるのだと思います。
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二期の主題歌は調査兵団のあのセリフがタイトル
そんな「Linked Horizon」が新しく作成した主題歌は、「心臓を捧げよ!」。
「進撃の巨人」作中において、エレンやミカサたちが右手で作った拳を左胸に当てる敬礼の時のセリフがタイトルになっています。
歌詞もエレンの決意がひしひしと伝わって来る内容で、彼らの物語が今後どのように進むのか期待と不安を抱かせる内容になっています。
サビの「捧げよ 捧げよ 心臓を捧げよ」のメロディは頭に残りやすく、思わず登場人物とともに敬礼をしてしまいそうになるほど。
女声コーラスが入っているのでオペラロック的な雰囲気も漂わせつつ、一期にあったドイツ語がないので耳馴染みがとてもいい楽曲に仕上がっています。
「進撃の巨人」は音楽までも見逃せない作品
少しはRevoと「Linked Horizon」について理解していただけたでしょうか。
■「Linked Horizon」はタイアップ専門プロジェクト
■アニメと音楽を深く結びつけるという存在意義をもっている
■「進撃の巨人」第二期の主題歌は耳馴染みの良いオペラロック調前述のとおり、5月にアルバムが発売されます。
このキャンペーンの一環で一時ツイッター上では「Linked Horizon」のファンがアイコンを公式の配布するものに変更、大々的なプロモーションが行われました。
アニメのファンも、原作のファンも、「サンホラ」のファンもおそらく満足する仕上がりのアルバムでしょう。
今後の「Linked Horizon」の掘り下げる「進撃の巨人」の世界観には要注目ですね!
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