2016年の紅白歌合戦。映画「シン・ゴジラ」や、「君の名は。」など映画が盛り上がった2016年が、いろいろと盛り込んだ演出でした。
最近、「バンド枠」、「ジャニーズ枠」、「アイドル枠」など紅白出場者の「枠」が話題になっています。
今回は、紅白歌合戦の「バンド枠」について紐解いてみます。
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そもそも「バンド枠」って?あるの?
2016年で、67回目の紅白歌合戦。
「バンド枠」を確認してみましょう。
なんといっても話題になったのは、映画「君の名は。」で、一躍人気バンドになった「RADWIMPS」。
劇中のテーマのひとつである「前前前世」を演奏しました。
そして、今年になり、活動休止を発表した「いきものがかり」。
ジャニーズ枠でもある「TOKIO」。そして、ゴジラを倒した「X Japan」。
そして、デビュー、再結成後を通じて初出場となった「THE YELLOW MONKEY」。
今回の出場 46組中、「バンド枠」は、5組。
演歌歌手が、11人出場ですので、「バンド枠」は、狭き門ということになります。
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「バンド枠」。過去にはどんな人が出ているの?
バンドとしての初出場は、1962年 第13回の「クレイジーキャッツ」が、初出場じゃないでしょうか?
記録の上では、「植木等」名義になっていますが、クレイジーキャッツのメンバーが出演したそうです。
いわゆるバンド形態での初出場では、1966年。ビートルズが来日したこの年です。
日本ではGS(グループサウンズ)のはしり。
「ジャッキー吉川とブルー・コメッツ」が、「青い瞳」で初出場しています。
翌年には、GSブームの真っ只中 有名な「ブルーシャトー」で連続出場しています。1967年の第18回のことです。
このときの出演者数は、46組。バンドとしては、「クレージーキャッツ」とブルコメの2組。
やはり「バンド枠」当初より狭き門なようです。
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メジャーになるための紅白。大御所バンドの初出場は?
では、大御所バンドの紅白初出場をみてましましょう。
大御所バンドといえば「サザンオールスターズ」。
初出場は、記念すべき第30回となる1979年。
名曲「いとしのエリー」での出場です。また、このとき、同じ初出場バンドとしては、大御所バンド「ゴダイゴ」も初出場をはたしています。「ビューティフル・ネーム」を披露しました。
では、90年代を代表するアーティストといえば?
それは、ミスチル「Mr.Children」ではないでしょうか?なんと初出場は、21世紀になってから。2008年 第59回のことです。
この年、ミスチルはNHKの北京オリンピックのタイアップ曲「GIFT」を披露。
大御所バンドといえ、なかなか出場できないのが紅白なようです。バンドの人気以外にも
NHKへの貢献度というのが問われるのでしょう。
バンドで最多出場は?どのバンド?
それでは、狭き門である「バンド枠」のなかで、最多出場は、どのバンドなのでしょうか?
それは、2016年の第67回 現在では、「TOKIO」の23回なのです。さすがに「ジャニーズ枠」強しという感じでしょうか。もっとも、バンドとしても最近では、サマソニでの最多動員など評価されていますし、ある意味 日本を代表するバンドになったのでしょう。
初出場は、1994年 第45回。曲は「 LOVE YOU ONLY」でした。
次点は、「ポルノグラフィティ」。ここも事務所の力が大きいのでしょうか?「アミューズ枠」ですかね?もちろんバンドとしての実力も高く評価されているバンドです。初出場は、ミレニアム年である2000年 第51回。曲は「サウダージ」でした。
いつの時代も「バンド枠」は、狭き門
紅白歌合戦において、いつの時代も「バンド枠」は狭き門のようです。
昨年の第67回の比率からみても全体の出場者枠のおよそ1割が「バンド枠」。
国民的バンドになるための紅白出場は、なかなかたいへんなようです。
まとめ
- 紅白出場の「バンド枠」は、出演者全体の約1割。
- バンドとしての初出場は、「クレイジーキャッツ」。
- 大御所バンドもNHKの貢献度が問われる。
- 「バンド枠」最多出場は、「TOKIO」。
なにはともあれ、年末となると民放各局も取り上げざるを得ない、国民的お化け番組「NHK紅白歌合戦」。これからもこの狭き「バンド枠」で、出場できる大物バンドの登場を期待します!
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