AKB48グループや乃木坂46、欅坂46の作詞家として広く認知されている秋元康。
もはや平成を代表する作詞家と言っても過言ではないのではないでしょうか。
J-POP界の重鎮ともなった秋元康ですが、AKB48グループがヒットする前にも、実はたくさんの作詞を手がけているんです。
その中にはあんな名曲も!! その代表曲を振り返って、彼の作詞家としてのゴールデンロードを復習しましょう!
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芸人が歌を歌う時代の先駆け、とんねるず「雨の西麻布」
90年代に流行ったのが、芸人のCDリリース。ダウンタウンやウッチャンナンチャン、猿岩石などなど様々な芸人のCDがリリースされ、どれも爆発的ヒットとなりました。
そんな「芸人が歌をリリースする」時代の先駆けとなったのがとんねるず。
とんねるずというと「矢島美容室」に「野猿」などでも活動していましたが、そのはるか昔からふたりでCDをリリースしていたんです。
そして、秋元康が作詞をした「雨の西麻布」は40万枚を売り上げる大ヒットになりました。
ちなみに同じく秋元康が作詞したとんねるずの「情けねえ」は、とんねるずの紅白出場曲ともなっています。
同じく秋元康が作詞&プロデュースしたとんねるずのユニット「野猿」でも2度紅白に出場。
「Be cool!」と「Chicken guys」の二曲で晴れ舞台を経験しました。
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女性アイドルは昔からお手の物?おニャン子クラブの歴代ヒットソング
80年代に大ブームを起こした女性アイドルグループ「おニャン子クラブ」。素人っぽいそのあどけなさが受けて、出す曲出す曲大ヒットを記録しました。
そんな彼女たちの番組「夕焼けニャンニャン」の企画や、おニャン子のプロデュースをしていた秋元康。
新田恵利の「冬のオペラグラス」、うしろゆびさされ組の「バナナの涙」「象さんのすきゃんてぃ」、国生さゆりの「夏を待てない」などなど、ヒット曲がこれでもか!というほど連発されます。
現在はAKB48や乃木坂・欅坂46のプロデューサーとして有名ですが、このころから女性アイドルに詞を提供すると天下一品だったんですね。
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昭和の歌姫・美空ひばりの名曲も秋元康の作詞
演歌世代のお父さんだって、秋元康の作詞曲はばっちり知っているのです。
なぜなら、美空ひばりの生前最後に発表された楽曲「川の流れのように」の作詞が秋元康なのです。
もともと作詞家として人気を集めていた秋元康ですが、当時美空ひばりが「自分の歌から遠い若い世代の人たちにメッセージを残したい」と強く希望し、作詞家も作曲家も若い人を起用したのだとか。
その目論見は見事大成功し、現代でも美空ひばりの名前を知らない人はほとんどいません。
さらに言ってしまえば、秋元康の作詞家としての業績がしっかりと残っているのも、この曲を土台にしていたからかもしれません。
150万枚を超えるミリオンセラーとなったこの曲は、日本人のDNAにしっかりと刻み付けられたノスタルジックさを象徴していると言えますね。
作詞家としては日本一!?
秋元康の作詞した楽曲は4000曲を超えるそう。
なんとそのうち700曲あまりがAKB48関連なのだとか。とんねるずの「ガラガラヘビがやってくる」を皮切りに、ミリオンセラーを連発するようになった秋元康。
シングルの総売上数は6850万枚を超え、ピンク・レディなどの作詞で知られる阿久悠を超えて歴代一位となりました。もはや日本の代表的な作詞家と言っても過言ではないようです。
秋元康の曲をもっと聴こう!!
■とんねるずのほぼすべての楽曲を作詞・プロデュース
■女性アイドルグループ「おニャン子クラブ」関連の作詞で一躍大人気作詞家の仲間入り
■あの昭和の歌姫・美空ひばりのナンバーワンヒットソングを作詞
■総売上が歴代日本一位
こういった事実をみると、現在の女性アイドルグループ人気は「なるべくしてなった」という感じがしますね。
今までたくさんのヒット曲を提供してきた秋元康の隠れた名曲を探す、なんていうのも楽しいかもしれません。
「アイドルはちょっと…」と敬遠していたあなたも、一度じっくり聴いてみるのはいかがでしょうか。きっと新たな発見がありますよ。
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