年越しライブの雰囲気って独特のものがありますよね。
私も参加したことがあるのですが、「これから新しい一年が始まる」というワクワクと、「残り少ない今年を目一杯楽しく終わらせたい」という興奮、そして出演者に抱く気持ちは「記憶に残るステージにして欲しい!」という期待。
それがテレビで気軽に体験できるとあらば、ワクワクはさらに高まります。
そうなると気になるのが「出演者は?」「どんな順番?」という疑問。
CD TVの年越しプレミアムライブは、そんなワクワクにきちんと答え、謎なタイムテーブルの多い年越しライブに対する疑問もきちんと対応してくれました。まずはどのような番組構成だったか見ていきましょう。
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MCにいきなり「ピコ太郎」を持ってきてつかみはOK!
まず、この年のMCは「ペンパイナッポーアッポーペン」で大ブレイク、ギネスにも登録されたピコ太郎をMCに持ってきたことがうまいです。
ピコ太郎の中の人である古坂大魔王はお笑い芸人さん。おそらくMCや司会は初めてだったと思いますが、「地力がある」と一番トレンドの人間をこの位置に持ってくるのは大正解。
番組を最後まで観てしまう仕掛けに十分なっています。
そしてタイムテーブルが3つの構成になっているのもとても素晴らしいです。
華のあるEXILEファミリーで11:45~1:00の部分を開始し、二部である1:00~3:00の部分にはaiko、いきものがかり、きゃりーぱみゅぱみゅ、スキマスイッチ、miwa、ゆずと女性陣多めの「聴かせる」系多めで揃えています。Kis-My-Ft2や乃木坂46などのアイドルも新年にふさわしく華やかです。三部の3:00~5:00の時間帯は、聴いていて楽しい気分になるアーティストが多め。
ゴールデンボンバーやチャラン・ポ・ランタン、高橋優と実力派で眠くならないように盛り上げつつ、モーニング娘。’17に和楽器バンドでゴージャスに終わる、というラインナップでした。
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年越しライブの出演者を選定するのは大変?
年々カウントダウンライブは増えていて、いまやちょっと大きな会場だったら年末年始はその予定で埋まってしまいます。
さらに人気アーティストは紅白や自分のワンマンライブなどで年越しを行うので、イベントやTV番組のカウントダウンライブに出ることはちょっと難しい状況です。
例えばサザンオールスターズ、福山雅治、ジャニーズの面々。
自分たちのライブがあるのでこういった番組に目玉的に出ることはほとんどありません。
紅白が唯一の例外という感じでしょうか。大物、かつ安定感があって人気ももちろんある、というアーティストを揃えるのは実はとっても大変なんです。
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イベント型カウントダウンライブは「新しい音楽」に出会える穴場
それでもなぜこのイベント型のカウントダウンライブが存在し続けているかというと、特定のアーティストの根強いファンだけではなく、ライトな音楽好きを狙って「ファン層を拡大しよう」という思惑が働いているからです。
つまり、「フォークロックにしか興味なかったけどアイドルも可愛いな」とか、「実力派女性シンガーを目的に観てたけどこのバンド面白いな」とか、そうやってどんどんファンの輪を広げるために様々な種類のアーティストに出演オファーをしているのです。
もちろんそのメリットはアーティスト側もわかっていますから、よほどのことがない限りスケジュールが空いていればOKしてくれます。さらに要所要所で出演するアーティストは「今勢いのあるアーティスト」であることが多いですから、自然にトレンドにものれるわけです。
まとめ
今回の記事の押さえてほしいポイントは
■番組の視聴率も大事にしながら、“今一番アツい”アーティストを届ける
■視聴者を飽きさせないように工夫しながら音楽を楽しんでもらうため制作側は色々考えている
■TVを流しているだけで新しい音楽とトレンドを知ることができるということになります。
自分の好きな出演者がいた時、それはとても大きな喜びになります。そのついでに見つけたアーティストが好みだったら、それは嬉しいことですよね。私もたくさんライブに行って新しい出会いを見つけたいと思います。
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